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介護職における外国人労働者の受け入れ

介護職員不足問題の対応策として、外国人労働者や介護ロボットを取り入れる策が実行されていますが、外国人労働者について現状ではどのように受け入れられているのでしょうか。

外国人労働者を受け入れて実際どうだったか

外国人労働者を受け入れたことがある施設は、実際にどのように感じていたのでしょうか。職場環境に良い影響があったと感じた施設は、78.7%というデータがあります。数字だけ見ると約8割の介護施設における外国人労働者は、現場にとってプラスになっていることが分かります。
異国から日本に渡ってきているため、高いモチベーションを持っている可能性が高く、日本人にはない価値観が現場で役に立つこともあるようです。

 

デメリットはあったのか

逆にデメリットを感じたことはあったのでしょうか。ある施設では、言葉も分からない上に介護の知識もない外国人労働者を雇うことになったそうです。教育を一から行うことになり、現場の負担は余計に増えたという現場の声があります。そして、せっかく教育したのに外国人労働者は母国に帰ってしまったそうです。

実は、外国人労働者は日本に介護を勉強しにきている「実習生」という立場です。一人前になったら母国に帰らなくてはいけません。外国人労働者は、日本の来日外国人犯罪を防ぐ対策のために、家族の帯同も許可されておらず、さらに在留期限に上限が設けられているのです。

 

来日外国人犯罪とは

外国人労働者の受け入れを拡大することによって、避けて通れないのが「来日外国人犯罪」の増加です。犯罪を犯す背景には様々な理由がありますが、文化や風習の違いによるストレスや劣悪な仕事環境にも問題があります。

低賃金で雇われることが多い外国人労働者は、犯罪を犯すまでいかなくとも職場から失踪することもあるようです。

 

日本人でも外国人でも賃金を上げる必要がある

そもそも日本人介護職員の人材不足の原因は何でしょうか。理由のひとつに「大変な仕事の割に低賃金である」ということが上げられます。賃金を上げることは簡単なことではありませんが、賃金を上げることで人材不足解消の一つのきっかけにはなるのではないでしょうか。
低賃金であればあるほど、優秀な人材は介護職から遠のいていくでしょう。しかし、賃金をあげると税金が上がるという問題も浮上してくるでしょう。
このような状況の中、介護職員不足の問題は、まだまだ課題が多いということを言わざるを得ません。

 

環境がすべて

課題が多い介護職ですが、そんな状況の中でも上手く適用している施設があるのも事実です。職場環境を整えることが根本にあり、どんな職場も働きやすい環境を目指す必要があります。
環境が整えば、介護職員が気持ち良く働けるようになり、ご利用者の方にとっても過ごしやすい施設になっていくでしょう。また、高いモチベーションを持った外国人労働者を雇うことができるようになり、お互いの価値感や視野を広げることも可能です。
環境を変えるには現場の声が必要です。問題に思っていることがあれば一人で抱え込まず、施設に問題提議して対策を考えるも大切なことなのです。