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認知症のご利用者の方との向き合い方

介護の仕事をしていると、認知症の方と関ることがあるでしょう。認知症の方とどのうように向き合えば良いのか、また介護職員がストレスを抱え込まないようにするためにはどうすれば良いのか、詳しく考えてみましょう。

 

認知症の方のペースに合わせる

認知症になると記憶が曖昧になるだけではなく、思考力が落ちたり、行動が遅くなったりします。そのため、周りの人達をイライラさせてしまいやすく、叱られることもあるでしょう。
ここで大切なのは、認知症の方のペースに合わせるということです。ゆっくり待つことで認知症の方の意思を尊重しましょう。できることも遅いからと言って取り上げたり、「早くしなさい」と急かしたりすることは厳禁です。自尊心を傷つけないように注意しましょう。

 

笑顔でいれることを考える

認知症の方は、物事のエピソードを忘れてしまいますが、そのときに生じた感情は覚えていることが多いです。何か失敗して怒られたエピソードがあった場合、失敗したことは忘れてしまうのですが、怒られたときに感じた負の感情は残っているのです。
認知症の方が何か失敗をしても、高圧的な態度で叱ったり怒ったりしないようにしましょう。できるだけ優しく諭すようにし、負の感情を抱かせないようにすることが大事です。
認知症の方が笑顔で生活できることを心掛けて接することがポイントです。

 

信頼関係を築く

上記のことを行うだけでも認知症の方との信頼関係が築けるようになります。信頼してもらうことで、認知症の方が抱え込んでいるジレンマを打ち明けてくれるようになるでしょう。
そうすることによって、認知症の方のストレスを軽減することができます。ストレスを減らすことにより、幻聴や幻覚などの予防に繋がります。夜に不安になって落ち着きがなくなることもストレスが関係しています。
認知症の方と信頼関係を築いて、少しでも気持ちが楽になるように努めましょう。

 

介護職員のストレスは?

認知症の方の介護にあたると、介護職員にもストレスがかかるのも事実です。介護職員もストレスを一人で抱え込まないように気をつけましょう。同じ施設のスタッフに相談したり、先輩の意見を聞いたり、ストレスとの向き合い方について開かれている講習に参加するのも良いでしょう。
ストレスを抱え込んでしまうと、ご利用者の方への虐待に繋がる恐れがあります。介護職員も人間である以上、ストレスを抱えることは当たり前なので、無理せずに周りの人達に助けを求めましょう。

 

本人が一番傷付いている

認知症の方は、何も訳が分かっていないということではありません。認知症の方は常に不安を感じていて、何かトラブルを起こしたときに一番傷付いているのは本人なのです。そのことを忘れずに認知症の方と接していくことが大切です。
認知症の方との接し方で、課題はまだまだたくさんあるでしょう。認知症の方も介護職員も、ストレスを溜めずに良い関係を築けるように色々な方法を模索していく努力も必要になります。
より良い関係を築けるように、これまでの接し方を見直してみましょう。