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ADL・IADL・QOLとは?介護の世界でよく使われている言葉

ADL・IADL・QOLという言葉をご存知でしょうか。この言葉は介護業界でもよく使われる言葉です。動作や生活の質などの種類を表している言葉ですが、それぞれどんな意味があるのか、詳しく理解していきましょう。

ADLとは?

ADLは、「Activities of daily living」の頭文字をとった言葉で、日常生活動作のことを意味します。日常生活を送る上で、何気なくしている動作や行動のことです。例えば食事や入浴、排せつや着替え、移動がADLに当てはまります。

「ADL向上のためのリハビリ」であれば、歩行のリハビリなど体力や筋力の向上を目的としたものが多いです。食事や入浴等の日常生活動作を行うには、体力や筋力が必要不可欠です。

 

IADLとは?

IADLとは、「Instrumental activities of daily living」の頭文字をとった言葉で、手段的日常生活動作を意味します。手段的日常生活動作とは、買物や掃除、洗濯や料理、金銭の管理や交通移動など、日常生活を送る上で必要な行動のことを言います。

ADLに比べると、より複雑で考えて行動をしなくてはいけません。ADLができてもIADLができないと、日常生活を難なく送ることは難しいでしょう。

 

QOLとは?

QOLは「quality of life」の頭文字をとった言葉で、生活の質という意味があります。人間らしく、毎日を生き生きと送れているのかを評価する言葉です。例えば、何か目標や楽しみがあると、毎日が充実してきますよね。幸福感や生き甲斐といった言葉に置き換えてみると分かりやすいでしょう。

ADLとIADLに問題がなくても、QOLが低いと日々の生活はつまらないものになってしまいます。身体的なケアだけではなく、精神的な充実を得るためのケアにも力を入れていく必要があります。

 

フィンランドのQOL

日本の介護でのQOL対策は、主にレクリエーションなどが肝となっています。福祉の国フィンランドでは、どのような対策があるのでしょうか。
フィンランドでは、ガーデニングや畑仕事が行えたり、講演会などのイベントに参加できるような形態があったりなど、多岐に渡り様々な対策が進んでいます。また、祝日や特別な日にはワインが無料で楽しめる施設も存在しています。日本では団体的な企画が多いのに対し、フィンランドでは個人個人の意思を尊重するものが多いのが特徴です。

 

すべてのバランスが大事

ADL・IADL・QOLはそれぞれバランスを取る必要があります。QOLが高くても、ADL・IADLができていないと、楽しめることも楽しめなくなってしまいます。その逆も同じで、ADL・IADLのケアができていても、QOFが低いと人生の楽しみを見出せず、ADL・IADLに悪い影響を及ぼすでしょう。
一言で「介護」と言っても、色々な面での介護があり、バランスが必要だと分かっていただけたかと思います。